ピタットハウスは国内に約640店舗、海外にも35店舗を展開している不動産会社です。
アパマンショップ、エイブルに次ぐ店舗数の多さとなっており、これからピタットハウスでお部屋探しを検討されている方も多いことでしょう。
そしてお部屋探しを検討されている方が最も気になることは「初期費用」ではないでしょうか?
そこで今回は賃貸不動産会社に勤める筆者が、
ピタットハウスの初期費用や仲介手数料について知っておきたい5つのこと
をお伝えしていきます。
- ピタットハウスの初期費用の相場
- ピタットハウスの仲介手数料
- ピタットハウスの初期費用を実際に計算
- 初期費用を安くする方法
- 初期費用の分割払いやクレジットカード払いについて
上記5つの内容について詳しく解説をしていきますので、この記事をお読みいただくことでピタットハウスの初期費用や仲介手数料についてしっかり理解することができますよ。
ピタットハウスの初期費用の相場
「ピタットハウスの初期費用の相場はどのくらい?」
ピタットハウスの初期費用がどのくらいの金額になるか、おそらく多くの方が気になることだと思います。
結論としては、
各ピタットハウスの店舗や物件によって初期費用の金額は大きく異なる
となります。
少しあいまいな結論となってしまいますが、あいまいな結論となる理由は下記のとおりです。
ピタットハウスの約500店舗がフランチャイズ店舗
ピタットハウスの約640店舗のうち、約500店舗がフランチャイズ店舗です。
賃貸契約の初期費用は各フランチャイズ店舗によっても異なりますし、もちろん物件によっても異なっていきます。
そのため、
「ピタットハウスの初期費用の相場はいくらくらいであるか」
を一概にお伝えすることは難しいですが、おおよその初期費用の相場としては、
家賃の4ヶ月~6ヶ月分
となる物件が多いです。
その他の不動産会社の初期費用の相場としても家賃の5ヶ月分ほどとなりますので、ピタットハウスの初期費用だけ特別高いということはありません。
基本的にはその他の不動産会社と同じような初期費用で収まることが多いと言えるでしょう。
ピタットハウスの初期費用で発生する費用
続いてピタットハウスの初期費用で発生する費用を解説していきます。
各フランチャイズ店舗や物件によって発生する費用は異なっていきますが、多くの物件で下記の初期費用が発生していきます。
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 前家賃
- 家賃保証会社費用
- 火災保険
- 鍵交換費用
- 室内消毒代
- 24時間安心サポート
各初期費用の意味合いは下記のようになります。
敷金 | 貸主へ預けるお金で家賃の担保や退去費用に充てられる。 |
---|---|
礼金 | 貸主へ物件を借りるお礼金。入居者にとっては無駄な費用。 |
仲介手数料 | 仲介不動産会社に支払う賃貸契約手数料。 |
前家賃 | 入居月の日割り家賃と翌月分の家賃を支払うのが一般的。 |
家賃保証会社費用 | 家賃を保証する会社へ加入するための費用。月額総賃料の50%の費用が相場。 |
火災保険 | 家財・火災に対する保険加入料。約2万円前後。 |
鍵交換費用 | 入居前に鍵交換するための費用。約2万円前後。 |
室内消毒代 | 入居前に行う消臭・除菌などの消毒施工費。1.5万円前後。 |
24時間安心サポート | 24時間365日緊急トラブルに対応するなどのサービス。1.5万円前後。 |
ピタットハウスの初期費用で発生する費用は多くの不動産会社と大きくは変わりません。
ただ、「室内消毒代・24時間安心サポート」などのオプション商品があるので、オプション商品によっては初期費用が高くなってしまう可能性があります。
ピタットハウスの仲介手数料
初期費用の中でも多くの方が気になるのが仲介手数料だと思います。
ピタットハウスの多くの店舗では仲介手数料を賃料の1ヶ月+税としている店舗がほとんどです。
その他の不動産会社の仲介手数料の相場も賃料の1ヶ月+税ですので、特別ピタットハウスの仲介手数料が高いということはありません。
ただ、仲介手数料を賃料の0.5ヶ月分とする不動産会社もありますので、そのような不動産会社と比較するとピタットハウスの仲介手数料は安いとは言えないでしょう。
また、仲介手数料が安い不動産屋に関しては筆者別サイトにて7社ご紹介していますので、よろしければ参考にご覧ください。
ピタットハウスの初期費用を実際に計算
ピタットハウスの初期費用を実際に計算してみました。
★賃料60,000円・共益費3,000円・敷金1ヶ月・礼金1ヶ月・10月15日契約開始の場合
敷金 | 60,000円 |
---|---|
礼金 | 60,000円 |
賃料(10月分日割) | 30,968円 |
賃料(11月分) | 60,000円 |
共益費(10月分日割) | 1,548円 |
共益費(11月分) | 3,000円 |
仲介手数料 | 66,000円 |
家賃保証会社費用 | 31,500円 |
火災保険 | 20,000円前後 |
鍵交換費用 | 20,000円前後 |
室内消毒代 | 16,500円 |
24時間安心サポート | 16,500円 |
合計 | 386,016円 |
上記の例の場合、初期費用は家賃の6ヶ月分を超える金額となりました。
上記の例では敷金礼金1ヶ月や日割り家賃を想定して作成していますので、
- 敷金礼金なしの物件
- 日割り賃料がないケース
では家賃の4ヶ月~5ヶ月分となる物件が多いでしょう。
また、
- 室内消毒代
- 24時間安心サポート
のオプション商品によっても初期費用は大きく異なりますので、オプション商品を不要とすることでさらに初期費用をおさえることができます。
ピタットハウスの初期費用を安くする方法
「初期費用を少しでも安くしたいな…」
初期費用は安いに越したことはないですよね。
初期費用を安くするには上記でご説明したように、初期費用割引キャンペーン物件を狙う手もありますが、初期費用の割引交渉を行うという方法もあります。
そして初期費用の割引交渉で最も交渉しやすい初期費用の項目は礼金です。
礼金は貸主(オーナー)に物件を借りるお礼金となる費用で、入居者にとっては完全に無駄な費用となります。
賃貸契約を結ぶうえでも不要な費用ですので、上手に礼金交渉を持ちかけられれば礼金を割引してもらえるケースもあります。
仲介手数料を値引きしたい方も多いと思いますが、仲介手数料の値引き交渉よりも礼金の値引き交渉の方がよっぽど成功率が高いです。
礼金が付いている物件に関してはぜひ礼金交渉を持ち掛けてみましょう。
また、礼金の交渉に関しては筆者の別サイト記事にて詳しく解説をしていますので、よろしければ参考にご覧ください。
ピタットハウスの初期費用はクレジットカード払い可能?分割払いできる?
ピタットハウスの初期費用は決して安くはありません。
「初期費用をクレジットカードで支払いたい…」
「初期費用を分割で支払いたい…」
という希望をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。
ピタットハウスでは多くの店舗で初期費用のクレジットカード払いが可能です。
また、クレジットカードを通しての分割払いも可能となっています。
ただしフランチャイズ店舗によってはクレジットカード払いに対応していない店舗もあるでしょう。
クレジットカード払いをご希望の方は初回のお問い合わせの段階からしっかり確認しておくと良いですね。
初期費用を分割払いしたい人にはスムーズがおすすめ
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また、高い賃貸契約の初期費用を分割払いしたい人には「スムーズ」がおすすめです。
スムーズは「6回・12回・24回払い」で賃貸契約の初期費用を分割できるサービスとなっています。
つまりスムーズなら初期費用0円で契約が可能ということですね。
さらに、6回払いは手数料無料でご利用できますので、
「分割払いにしたいけど手数料は払いたくない…」
このような人にもおすすめです。
ご利用は無料のLINE登録から可能となっていますので、まずは下記より公式サイトをご覧になってみてください。
ピタットハウスの入居審査について
これからピタットハウスの物件へ入居を検討されている方にとって、初期費用以外にも入居審査に疑問や不安を抱いている方も多いと思います。
ピタットハウスの入居審査では家賃保証会社を利用して審査を行うことがほとんどです。
家賃保証会社はそれぞれのフランチャイズ店舗によって利用する家賃保証会社が異なります。
また、家賃保証会社によって入居審査の厳しさは大きく異なりますので、各フランチャイズ店舗によって入居審査の厳しさは異なっていきます。
一般的には独立系と呼ばれる家賃保証会社を利用する店舗は審査がゆるく、信販系の家賃保証会社を利用する店舗は審査が厳しめです。
この点の詳しいピタットハウスの入居審査については筆者の別サイト記事で解説をしています。
ピタットハウスの物件へ入居をご検討されている方はぜひ参考にご覧ください。
まとめ
今回はピタットハウスの初期費用について詳しく解説しました。
ピタットハウスはフランチャイズ店舗がほとんどのため、各店舗によって初期費用の内容や金額が異なります。
ただ、おおよその金額はその他の不動産会社と同じくらいの初期費用となるでしょう。
ぜひ当記事を参考にピタットハウスでのお部屋探しをご検討いただけましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたがより良いお引越しができることを祈っています。